5にん 22

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健人side

「ひぐっ！ひっくぅ…ゆるじでぇ！」
「片付け終わるまで立っときなさい」
お尻痛い…おとーさん怒った…壁向いて立たされて後ろで片付けてるのわかる。

「はぁ…」
「ごめんなさいぃ！」
「こっち向きなさい」
「ひぐっ！ぐすんっ」

お父さんの方向いたらね、怖い顔してるんだもん。お留守番頑張ったのに…
「健人？お父さんの部屋入っていいの？」
「ひっく…だめっ」
「健人が触ったら危ない物とかがあんの。お父さんがいる時なら入っていいんだから勝手に入らない。わかった？」
「はっいっ」

頑張って返事したらね、お尻しまってくれて軽くハグしてもらえた。
「さ、下行こ。健人喜ぶよ」
「んっ…ぐず」
「鼻かみな？ほら。ふーして」
「んー！」

お父さんに連れられて下降りたらね、あれ？誰かいる…
「勝利、1番上のお兄ちゃん。健人だよ。健人、弟になる勝利」
「え？！弟？！」
お尻じくじくして痛かったのに、吹っ飛んだ。だってあの子だっ！

さっきの写真の女の子みたいな子。弟ってことは男の子なんだ？え？ていうか弟？？？？
「え？一緒に住むの？」
「そう。急でごめんな。風磨おいで」

しょーりの隣に座ってモジモジしてた風磨のこと、お父さんが抱っこしたんだけど、しょーりかわいい…！！メッッチャ可愛い！！！え？！可愛すぎるんだけど…

「可愛い〜！！」
「健人はそう言うと思った」
「ねぇねぇしょーり何歳？！何が好き？！何食べたい？！」
「ふぇっ…うえぇぇぇん！」

「こら健人。泣かせないで」
「わざとじゃないもん〜可愛い〜しょーり〜」
泣いてる勝利の頭撫でて抱っこして泣き止ましたらね、勝利ずっと黙ってる。お父さんが言うには3歳らしいけど。

「ぐずっ…おとーさん」
「風磨はまだまだ甘えん坊だな？勝利が来て寂しくなったか」
「ん〜」
「しょーり可愛いねぇ。しょーり何食べたいの？」
「…卵」

「！！おとーさん！卵だって！卵！夜ご飯は卵にしよ！！」
しょーり声も可愛い〜！！え〜口もほっぺたも目も全部可愛いんだけど。どうしよう。

ずっとほっぺふにふにしてたらちょっと笑ってくれた。
「可愛いーー！！！」
「健人そろそろ終わりにしな？勝利も嫌がってるよ」
「ぐずっ…ん〜」
「風磨もいつまでもグズグズしないの。3人で遊んでな？夜ご飯作るね」

風磨が僕の隣座ってるけどずっとグズグズだよ。でもしょーり可愛い〜！！！
「しょーり、健人くんって言って？」
「…けんとくん」
「はぁぁぁ！！かわいー！！！」

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