初恋は幼馴染(青Ver.) (ページ7)

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［渡辺 side］

話をリアルタイムに戻そう。

「もう〜今日から涼太も一緒なんだから！待たせちゃうよ！」

俺の家を出て最寄駅までの道を歩いていたらAが言う。

仕事と学業を両立させるため、俺達は芸能活動がしやすい高校を選んだ。小中と学区の問題で離れていた涼太も一緒。

「おはよう〜涼太待たせてごめん！」

宮舘「おはよう。どうせ翔太がすんなり起きなかったんでしょ」

渡辺「うっせ」

挨拶は？と涼太に言われ、おはよとつけ足す。

「あれ？翔太のほうが先輩だよね？」

宮舘「人生も仕事も翔太のほうが先輩」

「全然先輩に見えない(笑)」

渡辺「うっせ」

それだけ2人には気を許してるんだよって言ってやりたいけど言えないのが俺…
わーわー言ってるAを放置して俺は歩き出した。

駅について電車に乗り込むとAと涼太は会ってなかった間のことを報告しあっている。ちょくちょく会うことはあったけど、それでもお互い知らないことが多いらしく盛り上がっている。
俺は嫉妬しながらも嬉しそうに話す2人を見守った。