めめの妹６ (ページ3)

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＊涙と笑顔とプレゼントページ3

このビルの屋上。

時間は夜の10時15分。

誰もいない。忘れてはいない。
俺からだ…

渡辺「A？寂しい思いさせてごめんね？いつも。けどね、Aのおかげで俺たち頑張れるの。ありがとう」

そう言って俺はプレゼントを渡す。

この言葉が集合の合図。

ゆっくりゆっくり、後ろから近づくメンバー。

俺が小さく親指を見せれば

「「「Aーーーー」」」

と、メンバーはAを呼ぶ

後ろを振り返ったAは

「うわーーーーーーん…うぇーん」

と、大きな声で泣き始めた。

小さい小さい体でたくさんの想いを込めて…たくさんたくさん頑張ってきたA

緊張の糸がほぐれたような…

久々に声を上げてなくAにメンバー全員の目には光るものがあった。

目黒「毎日たくさんの幸せありがとう。Aがにいにの妹でいてくれて幸せだよ」

宮舘「Aの成長があるから、俺達も成長できてる。毎日ありがとう」

岩本「寂しい思いさせてごめんな？今度オフの時皆んなで旅行行って楽しい時間過ごそ」

阿部「A？サンタさんからもらえたプレゼントさ俺たちはきちんと守れてるかな？これからも毎日一緒に成長しようね」

ラウール「A？もう悲しくて泣くってことさせないからね？俺達が楽しませる」

深澤「Aの笑顔を守るためにこれから、これまで以上に思い出作ろうね」

向井「A数えきられへんくらい、幸せな時間をもらってるから、これから俺たちAに上げたいもんあるねん」

佐久間「Aが、嬉しくて泣けるような、笑えるような、そんな日に俺たちしたいからさ…聞いてくれる？」

一人一人言葉をかけプレゼントを渡し横一列に並ぶ

全員で顔を見合わせ、「せーの」の掛け声で歌を歌う

もちろん、ミュージックビデオのように。

Aは、キラキラ笑いながら、でも泣きながら俺たちの歌を最後まで聞いてくれた。

そして曲終わり…

Aは全員の前に立ち一人一人の顔を見て

「しあ…わ…せぇ…うぇーーーん」

と、大泣きをした。俺たちもその姿に涙を流す

寂しい思いをさせているかもしれない

そう思っていたけど実際は…

「この上ない幸せ」を小さい体で感じてくれていた。

A？全員からのプレゼント、お出かけは嬉しかった？楽しかった？俺たちはね、すごく幸せだった

寂しい想いをすることもあるかも知れないけど…

これからも俺たちと一緒に笑顔で暮らそうね